「割印」とは。

会社設立で使われる用語。「割印」とは。


会社設立が完了するまでには、さまざまな書類を提出しなくてはなりません。
最近では情報通信技術の発達により、インターネットやパソコンなどで書類を作成・提出できるようにもなりつつありますが、それであってもいまだに、公的な証明力を持つ書類の媒体は紙面が主となっています。

紙面にはさまざまな情報が書き込まれますが、直筆であればまだしも、印刷物がそれだけで証明力を持つということになるというケースはあまりありません。

なぜならば印刷によって作られる書類は、筆跡というものが存在していないために複製が容易であり、作成した人物を特定することが困難になるからです。

作成者を特定することが困難となる以上は責任の所在を問うことも難しくなってしまうため、公的書類において、印刷物の証明能力を保証するためには「印鑑」が用いられることとなります。

会社設立にわたっては何度も印鑑を用いる機会が出てきますが、その中でも重要な意味を持つ印鑑の使い方の一つとなるのが「割印」です。割印とは二枚の紙をならべて、その二枚にまたがるように捺印をするということです。

これは会社設立のみならず、契約の際や領収書を発行する際にも用いられるケースが多々ありますので、会社設立を行わないという人であっても覚えておいたほうが良い使い方になります。
この割印には複数の書類が「作成時点では捺印者の手元にあり、かつ合せてひとつの書類である」ということを証明する役割があります。

契約書であれば正本と副本や、原本と写しなどがこの「合せてひとつの書類」となるものです。またひとつの書類であったということを証明する際のほかにも、同様の内容となる書類を二通作成した際に、同時に作成されたものであるということを証明するためにも用いられることがあります。

一般的にここで使われる印鑑に規則などはなく、捺印者を特定できるようなものであればどのようなものでもかまいません。

もし書面にサインなどを書き込み、横に印鑑を捺印したという場合であったとしても、同様の印鑑で捺印する必要はないとされています。

また会社設立に当たって領収書などが発行された際に割印が捺されたという場合には、領収書とその写しが同じタイミングで作られたということのみではなく、金額改ざんというトラブルが発生することを未然に防ぐ意味もあります。

このように書類や領収書に行われる割印には非常に重要な意味がありますので、その重要性を理解した上で大切に取り扱うように心がけましょう。

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